逆流性食道炎
Reflux esophagitis
胃液が食道に逆流し、炎症を起こしたり、粘膜に潰瘍をおこしたりする病気です。
胃と食道のつなぎ目である下部食道括約筋という筋肉の衰えや、胃酸が増えすぎることで起こります。
患者さんの下記の自覚症状から診断されることが多く、胃カメラ検査を行い診断します。
胃酸の抑える薬で改善できることが多い病気ですが、症状が改善しても再発しやすい病気ですので、食習慣や生活習慣に気を付けることが大切です。
最近ではお年寄りの方だけでなく、若い方も増えています。
癖になりやすく、放置すると潰瘍や食道がんのリスクが高まることもあります。気になった方はお早めにご相談下さい。
✔ 脂っこいものを良く食べる方
✔ 食べる量が多い方
✔ 運動不足の方
✔ 喫煙者
✔ ストレスが多い方
✔ 太っている方
✔ 夜遅く食事をする方
✔ 胸やけがする・胃がムカムカする
✔ げっぷが多い
✔ 飲み込むときに使える感じがする
✔ 酸っぱいもの・苦いものがこみあげてくる
✔ 食欲が低下した
✔ のどがイガイガする
✔ 寝つきが悪くなった
✔ 便秘がちである
病院を受診するほどではないと思いがちな症状が多いですが、
気になった方はお早めにご相談下さい。
・うつむいたり、無理をして重いものを持つなど、おなかを圧迫する格好をしない
・ベルトなどでおなかをきつく締め付けすぎない(圧迫しない)
・十分に睡眠をとる
・適度な運動をする
・早食いをせず、腹八分目の食事を心がける
・辛いもの・酸味の強いものなど刺激物をとりすぎない
・食後すぐ横にならない